ヘア相談室

デジタルパーマについて詳しく教えてください。
デジタルパーマとは形状記憶パーマのことです。
ボリューム感のある巻き髪を再現でき、長持ちするのが特徴。お薬は、普通のパーマ剤よりやわらかいお薬を使い、コードをつないでロット自体を加温して、形状記憶し通のパーマよりも特に毛先がやわらかくて大きいカールなので、ブローしたり巻かなくても自分で簡単にお手入れができます。
手順としては、専用パーマ液をつけ流した後、デジタルパーマ用のロッドで巻き、ロッドにコードをつなぎ加温。ロッドを外した後、再びパーマ液をつけ流し完了。
デジタルパーマはこんな方におすすめです
  • 直毛で、髪がまとまりにくい方
  • コテで巻くのが面倒な方
  • ボリュームを出したい方
  • ドライヤーやコテを使いすぎて、髪の傷みが気になる方
  • くせ毛の方
特にオススメは、くせ毛の方。
加温して形状記憶するので大きくパーマを当てることができます。また、根元は縮毛矯正、毛先はデジタルパーマといったこともできます。
髪が痛む原因には、何があるのですか?
髪の痛みは色々な原因がありますが、大きくは次の2つです。
パーマやヘアカラー、ブリーチ等の化学処理
薬品を使って髪の表面や髪質を変えるのですから、これは髪の内部にも多大な影響を及ぼします。
キューティクルはもとより内部のたんぱく質にも影響を与え、たんぱく質を構成するアミノ酸の変性や溶出を起こし、髪はますます弱くなってしまいます。
紫外線
髪も肌と同じように日焼けします。
不自然に赤い髪の人をよく見かけますが、これは髪の表面を覆うキューティクルが海水の塩分や紫外線によりはがれ、内部のメラニン色素やケラチンというたんぱく質まで傷んでしまっているのです。
まずは髪の保湿・保護のために流さないトリートメントの使用、また、お家でのアフターケアーとして週1回程度の集中トリートメント等は必須です。紫外線対策は、帽子、日傘などで。また、髪用日焼け止めスプレーなどもお勧めです。
髪は一度傷むとなかなか元には戻りません。普段の生活から髪をやさしくいたわるよう心がけてあげてください。
シャンプーすると髪が抜けるので、あまり髪を洗いたくないのですが・・・
シャンプー時に抜ける髪は、休止期毛と言っていつ抜けてもよい状態にあった髪です。
シャンプーの刺激や摩擦によって髪が抜けることはほとんどありません。
抜け毛の原因の一つは、脂の過剰分泌といわれています。つまり、シャンプーをしないと毛根には脂と汚れがたまり、髪はもっと抜けやすい環境になります。
育毛環境を整える基本は、髪と頭皮を大切にするシャンプーとコンディショナーを選ぶこと。そして、常に清潔にしておくことが重要です。
黒髪用(オシャレ)ヘアカラーと、白髪用ヘアカラーの違いは?
黒髪用(オシャレ)ヘアカラーは、 黒髪を明るく脱色しながら、色味をプラスするように作られており、比較的明るい色が揃っています。白髪用ヘアカラーは、黒髪と白髪が混じっている方がお使いになることが多いので、黒髪と白髪がムラなく染まるように設計されています。(黒髪用に比べると暗めの色に仕上がります)
白髪のある方が黒髪用ヘアカラーを使うと、十分に白髪を隠せないことがありますので、白髪用ヘアカラーをお使いになることをおすすめします。
リタッチってなに?
髪を染めたり(染毛)、脱色(ブリーチ)したあとに日にちがたって新しく伸びてきた毛の部分を染めたり(染毛)脱色(ブリーチ)して根元の伸びてきた毛を同じ色や明るさに揃えることです。
ウイービングパーマって何ですか?
髪全体にパーマを施すのではなくて、ある部分部分にパーマをかけていきます。(かけないところもある)
こうする事によって髪全体のラインに強弱ができ、質感が変わってくるので毛量調節ができます。
ウイービングパーマはこんな方におすすめです
  • ヘアスタイルが、平面的で立体感がない方
  • 全体(又は部分)的に、動きがほしい方
  • ヘアスタイルに陰影をつけたい方
エアリーヘアってどんなヘアスタイルですか?
空気を含んだようなふわふわした軽やかな雰囲気のヘアスタイルを広く指します。
特にこれと言った明確な髪形があるわけではなく、感覚的に「エアリーな質感をつける」などと使うことが多くあります。
シャギーやレイヤーを入れてカットで毛量を削ったり、パーマをかけたり、根元を起こしてスタイリングしたり、いろいろな作り方があります。
ドライカットとは?
髪を濡らした状態でカットする(ウェットカット)以外に、乾いた髪の状態でカット(ドライカット)していく方法で、お客様の普段の乾いた状態の髪の癖などを見ながら、質感等を調節してカットする方法です。
最近では、より自然なスタイル創り&スタイリングために多く使われるようになりました。
デジタルパーマと普通のパーマとの違いは何ですか?
デジタルパーマは、薬剤を塗布し一度流した後に専用ロッド(ホットカーラーのようなもの)を巻き、熱によって乾かしながら髪の毛にカール(形状記憶)をつけます。
熱を使ってカール(形状記憶)をつけるので普通のパーマよりも長持ちし、しかも、大き目のカールをしっかり出しやすくなります。巻き髪のような大き目のカールを出したい方にお勧めです。
一方、普通のパーマはロッドを巻いたのち、薬剤の力だけでカールをつけます。細かいカールやウェーブ、ショートヘア、メンズの方にお勧めです。
トリートメントと、リンス、コンディショナーの違いは?
トリートメントは、髪の内部に浸透して髪の修復、栄養成分補給を目的にしているものです。
一方、コンディショナー、リンスは主に髪の表面をコーティングし髪のすべり、手触りを良くするものです。
シャンプー後の順番は、
  1. トリートメント
  2. コンディショナーまたは、リンス
が正解です。
髪の内部に栄養を与えてから髪の外側をコーティングしてあげることで栄養成分が、流れて出てしまうのを防ぎます。
正しいシャンプーの仕方とは?
まず髪を濡らす前に髪をとかします。次に、ぬるめのお湯で1分ほど、頭皮までしっかり汚れを落とします。
手のひらでシャンプーを馴染ませ、地肌に空気を含ませるように円を描きながら泡立てます。
この時、髪どうしの摩擦でキューティクルが痛まないよう、たっぷりの泡で頭皮をつかんで汚れをもみだすようにていねいに洗います。
そして、たっぷりのお湯でシャンプーを、完全にすすぎ流します。耳の後ろや生え際は特に念入りにすすぎ流します。
トリートメントは毛先を絞ってよく水気をきり、中間から毛先に向かってよく揉み込むように塗布します。
流す時は30秒ほど、根元や首筋、耳の裏など中心にすすぎます。
髪をタオルでポンポンとたたくようにして水分を拭き取り、キューティクルを整えるように毛先に向けて指を通しながらドライヤーで乾かして仕上げます。
髪は乾かしてから寝たほうがいい、と聞きましたがなぜですか?
ぬれている髪は、キューティクル(髪の表皮)が開いてデリケートな(傷みやすい)状態なので、髪を乾かさずに寝てしまうと枕との摩擦などでキューティクルがはがれるなど、枝毛が出来やすくなるのでお勧めできません。
しっかり乾かしてから寝ることでキューティクルが閉まり、寝癖もつきにくく、髪のおさまりも良くなります。
シリコンの入ったシャンプーはNG(良くない)と聞いたのですが、何故ですか?
シリコンは化学反応によって作られている完全人工物で、髪(キューティクル)に付着してコーティングします。安価で作られる上、ダメージヘアに対してツヤ感や、手触りの改善が出来るためシャンプー剤にも最近良く使われています。
しかし、コーティングするだけで髪の補修、保湿効果はありません。シリコンを使うことで、髪が傷んでることに気づかずに知らず知らずに、ダメージを進行させてしまいます。
また、パーマがあたりにくい、カラーが染まりにくい、などといった弊害もあります。
シリコンの入ったシャンプーを使うのをやめると一時的に、手触りが悪くなることがありますが、根気強く良質な(ノンシリコン)シャンプーを使うことで髪本来の自然な軽さやツヤが得られます。
できる限り、ノンシリコンのシャンプー剤をお勧めします。
いつも髪がペタンとなりがちです。自然なボリューム感で、まとまりよくするドライヤーの仕方を教えてください。
まず、根元を乾かしていくイメージで髪を大きく揺らしながら髪の生えてる方向に逆らうようにドライヤーをあてます。
左の髪は右へ、右の髪は左へ、後の髪は前へ、襟足の髪は首に巻き付けるように。
特に、ボリュームが欲しいところは、髪を持ち上げ、手で引っ張りながらドライヤーの風をあてることで自然なボリュームが出ます。ドライヤーは手の動きに合わせて毛先まで移動させます。ぜひ、一度試してみてください。
頭皮の臭いが気になります・・・どうにかなりませんか?
男性女性ともに暑くなる時期、頭皮の臭いが気になる方が多いようです。
頭皮が臭う原因の一つに皮脂の分泌が多い事が考えられます。頭皮の皮脂は酸化するとシャンプーだけでは落とすことが出来ないので頭皮のクレンジングが効果的です。
また、洗髪後に乾かさずに濡れた状態で長時間いると雑菌が増えて臭う事もあるのでドライヤーで乾かしましょう。
さらに、食生活の改善も効果あります。油っこい食べ物を控え、野菜をしっかり食べましょう。
体全体の健康を意識すれば頭皮にも良い影響が現れます。
紫外線で髪が、パサつくのを防ぐにはどうすればいいですか?
紫外線に長時間当たると日焼けを起こし髪の乾燥が進み、キューティクルが傷んでツヤもなくなって、パサツキの原因にもなります。
まずは髪を保護することです、帽子をかぶったり、日傘などで紫外線を防ぎます。
また、まとめた髪の毛先は内側にいれ込むのも効果的です。
あと乾燥を防ぐためにゆるめのワックスや、流さないトリートメントをつけたりUVスプレーなどを振ると、髪を守ることになります。
海藻は、髪に本当にいいんですか?
髪の毛の95%は18種類のアミノ酸が結合して出来てるケラチンというタンパク質から出来ています。
実はワカメやコンブにはアミノ酸は少量しか含まれていないので、海藻類だけでは足りません。大豆や豆腐などの植物性タンパク質や魚介類などの動物性タンパク質もよいでしょう。
また、タンパク質を体に取り込むにはビタミンも必要なので、ビタミンAを多く含む緑黄色野菜やビタミンB6を多く含む青魚、ビタミンEを多く含むオリーブオイルやマーガリンなどの植物油も一緒に摂るといいでしょう。身体の中から健康な髪を目指しましょう。
髪の根元がベタついて、乾きにくくなることがあるのですが・・・なぜ?
1つ考えられるのが、トリートメントや、リンスを 必要以上根元につけている場合です。
トリートメントや、リンスを根元のほうに必要以上に付け過ぎたり、マッサージしたりすると、べたついたり根元の根詰まりの原因にもなり、あまり良くありません。トリートメントや、リンスは傷んでる毛先を中心に付けて、傷みの少ない根元はあまりつけなくても大丈夫です。つける部分や、分量を少し意識してみてください。
シャンプーの泡立ちが悪いのですが、なぜですか?
次の2つが考えられます。
  1. ワックスなどの油系のセット剤を使っていませんか?
    ワックスなどの油が入ったセット剤を使った後は二度洗いしましょう。1回目は軽く洗い、2回目はマッサージするように指の腹を使って洗います。
  2. 洗う前によくお湯ですすいでいますか?
    洗う前のすすぎ結構重要です。
    すすぐ事で7割くらいの汚れを落とす事ができ、水分を行き渡らせる事が出来るのでシャンプーの泡立ちもよくなります。もちろんシャンプー後もよくすすぎましょう。ちなみにシャンプー剤は泡立たなくとも効果はでています。泡自体はある程度気分の問題なんですね。
スタイリング剤の選び方がわかりません
スタイルや髪質(硬い、柔かいetc...)に応じて選びます。
まずWAXですが、ハード系はセット力が強くショートヘア、特にボリュームを出したり、髪を立たせたいときに最適です。
ソフト系はセット力は弱く、ミディアム~セミロング主に、毛束感や艶出しに使います。
ムースはパーマヘアに最適です。しっかりウェーブを出したり、逆に広がりやすいウェーブを落ち着かせてくれます。
また、ハードスプレーは固めたりスタイルをキープしたい時に使います。
ジェルは固めたりウェットな仕上がりにしたい時に使います。

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